間食のタイミングは何時がオススメ?歯の健康を守る間食の工夫
間食は毎日の楽しみのひとつですが、そのタイミングや頻度は、歯の健康に大きな影響を与えることをご存知でしょうか?この記事では、むし歯を防ぎつつ、間食を楽しむためのタイミングや工夫についてご紹介します。
1. 間食の頻度と歯の健康
間食の回数が多いと、口の中が酸性に傾く時間が長くなり、歯が溶けやすい状態になります。そのため、1日2~3回以内に間食を抑えることが理想的です。
2. 最適な間食タイミングは?
一般的に、食後2〜3時間後が間食にはおすすめです。食事の後、唾液が酸を中和して歯の表面を保護するため、この間隔をあけることで歯を再石灰化させる時間を確保できます。また、夜遅い時間の間食は、唾液の分泌が減少するため、特に控えるのが良いとされています。
午後のおやつタイム
午後3時〜4時頃の間食は、特におすすめです。この時間帯は食事からも程よく時間が経過しており、夕食までのエネルギー補給にも適しています。
3. 間食での工夫
間食にはできるだけ糖分の少ないものを選び、ガムなどキシリトールが含まれるものを取り入れると、唾液の分泌が促進され、歯が酸から守られやすくなります。果物やナッツ類もおすすめです。
まとめ
間食のタイミングや内容に気を配るだけで、歯の健康を守りながらおやつを楽しむことができます。ぜひ、日々の生活に取り入れてみてください。歯の健康について気になることがあれば、お気軽に当院にご相談ください。
執筆者
杉山デンタルクリニック 院長
東京歯科大学卒業後、杉山デンタルクリニックの院長となる。
日本口腔外科学会認定口腔外科専門医で、臨床研修指導歯科医師の資格も保有。多くの病院で口腔外科疾患やインプラント治療に従事し、患者さん一人ひとりにあった治療計画を提案しつつ、患者さんのQOL向上を目指す。